本当に向いてないのかな…
どう対応していけばいいのかな?

- 看護師に向いてる人の特徴
- 向いてない人の特徴
- 向き不向きで悩んでいる時の対処法
看護師に向いてる人はどんな人?
責任感が強い
看護師は患者の命を預かる仕事なので、責任感の強さは大事ですね。
たまに、ミスをしたのに隠そうとしたり、患者や家族との約束を忘れてしまう人がいますが
これでは信頼関係も築けません。
自分が命を預けるなら、と考えるとここは大事になってくるのではないでしょうか?
体力的・精神的にタフ
看護師の仕事って…
✔️ シフト制で不定休、夜勤もある
✔️ 患者の体位変換、リハビリも行う
✔️ 女性社会でピリピリ
こんな感じなので、肉体的にも精神的にもタフでないとやっていけないのかなと思います。
コミュニケーション能力が高い
看護師も対人の仕事なので、コミュニケーション能力はかかせません。
具体的には
- 患者や家族から情報を得る
- その情報を他看護師や他職種に性格に伝達する
- 話せない患者の意思を汲みとる など
患者の中には話せない患者がいたり、外国人がいたりします。
そのため言語的だけでなく、非言語的なコミュニケーション能力も必要になってきます。
それだけではなく、さまざまな人と関わる機会が多いのでコミュニケーション能力が高い人は看護師に向いているといえます。
向上心がある
医療は日々進化しています。
やるべきケアや治療も変化していっています。
新しくなった情報を逃さないためには自ら学習し続ける必要があります。
- 勉強会への参加
- 学会への参加
- 論文や参考書を読む
- 資格を取る
このようなことを自らの意思でできる人は看護師に向いています。
やりがいを感じている
どんな仕事にも共通していると思いますが、やりがいを感じている人はその仕事に向いています。
やりがいを感じていれば、仕事に対して前向きになることができ、上で紹介したように自己研鑽することができます。
とはいえ、やりがいがなくても仕事を続ける人もいるのも事実です。
必ずしもやりがいを感じていない人が看護師に向いていないわけではありません。
やりがいを感じていない場合にどうすればいいのか分からない人は、下の記事を参考にしてみてください。
看護師になって良かったと感じる5つのやりがい|コロナ禍は辛いだけじゃない
看護師に向いてない人の特徴
基本的には上の逆になりますが、その他の特徴を紹介していきます。
特徴は3つ
- 協調性がない
- 汚い物に触れるのが無理
- 学姿勢がない
協調性がない
看護師は医師以外にも多くの職種と関わることになります。
看護師はどんな職種と関わるの?
PT(理学療法士)、放射線技師
OT(作業療法士)、検査技師
WSW(医療ソーシャルワーカー) など
汚い物に触れるのが無理
看護師の仕事は3K(きつい、汚い、危険、)といわれます。
看護師をやっていれば、きっと患者のオムツ交換は避けられないでしょう。
- 排泄物の片付けをする
- オムツ交換をした後に昼休憩でご飯を食べる
- 患者に排泄物を肩に乗せられる
など、実際に私が体験したことです。
学ぶ姿勢がない
上で紹介した「向上心」に関連しますが、学ぶ姿勢がない人は看護師に向いてないです。
学びは勉強会への参加や学会への参加だけではありません。
先輩からの指導の中には正しい指導もあります。
その正しい指導を素直に聞き、学ぶ姿勢は大事です。
自分が看護師に向いてないと思ってしまうのはなぜ?
私自身もそうでしたが、多くの新人看護師が向いてないと感じる時期があります。
プレッシャーやストレスによりネガティブになってしまい、そう感じてしまいました。
それ以外に
✔️ 環境があってない(人間関係を含めて)
✔️ 希望したところで働けていない
という理由が挙げられます。
環境が自分に合っていれば、気持ちよく看護師を続けられますし、希望したところで働くことができれば向き不向きで悩むことも少なくなるのではないでしょうか?
では、向いてないと感じてしまった時はどうすればいいのでしょうか?
次は対処法について紹介していきます。
向いてないと言われた時・向いてないと自分で思った時の対処法5つ
対処法を5つ紹介します。
- 向いてないと言ってくる人から離れる
- とりあえず続けてみる
- 出来るようになったことを見つける
- 向いていそう・今より興味のある職場に異動する
- 知識や技術を身につける努力をする
向いてないと言ってくる人から離れる
私が1年目の時も「向いてない」と言ってくる先輩看護師はいました。
正直、それで看護師や急性期の看護に向いてないんじゃないかと悩んだ時期がありました。
今思えば、その時間は無駄だったと思います。
客観的な意見も大事ですが、結局自分が向いてるかどうかを判断して、自分がどこで働くかを選択していくだけだからです。
色んな人に「向いてない」と言っている看護師もいますし、そういう人とは距離を置くのがベターです。
振り回されるだけ時間の無駄です。
転職や他部署への異動ができなくても、心の中で距離を置くことで気持ちが楽になりますよ。
とりあえず続けてみる
自分は看護師に向いてないと思ってしまう原因は知識不足や技術不足、経験不足な場合があります。
- 出来ないことを出来るように
- 分からないことを分かるように
- やったことがないことを経験できるように
努力を続けていくことで、環境にも慣れ
向いてる!とは思えなくても、仕事ができる人になれた!と思えるようになっていきます。
続けた結果、自分には向いてない・合ってないと思うのであれば、働く場所や科を変えれば良いだけです。
まずはやってみることで解決するかもしれません。
ただ、知識や経験を増やすことで、仕事はこなせるようにはなったなと思う程度です。
気持ち的には、1年目のあの時よりずっと楽です。
出来るようになったことを見つける
自分は看護師に向いていない、と思っている時は落ち込んでいる時が多いのではないでしょうか?
- 何かミスをした
- ミスを繰り返した
- 先輩に叱られた
気持ちが落ち込んでいる時にあれこれ考えすぎてしまうと良くない方向に進んでしまうことがあります。
私が1年目の時にもこんなことがありました。
その時に先輩から教えてもらったことは、「出来るようになったことを見つけることで気持ちが前向きになれる」ということでした。
半年経って、1年経って何が出来るようになったのか挙げていきましょう。
先輩の方から言ってあげると、より効果的ですね。
- 採血出来るようになった
- ルートが取れるようになった
- 患者と笑顔で話せるようになった
- スケジュールを自分一人で組めるようになった
挙げてみると、出来るようになったことは意外と多いですよ。
前向きになれれば、向いてないなんて思わなくてよくなるかもしれませんね。
向いていそう・今より興味のある職場に異動する
環境を変えずに看護師を続けてみると、興味がある分野や部署、やりたいことが徐々に変わってくると思います。
もし、続けても向いてないと感じるのであれば場所を変えてみるのも一つの手です。
- 転職して職場を変える
- 同じ職場で、部署を変える
興味のある分野で仕事ができれば、自然と向上心が出てきて仕事にも意欲的に取り組めるのではないでしょうか?
転職することで、気分転換にもなり給与の面でもメリットがあるので、個人的にはそちらをオススメします。
知識や技術を身につける努力をする
向き・不向きはあっても、全て環境が悪いわけではないことを理解しておく必要があります。
仕事内容や働く場所によって向き不向きはありますが、自分がその仕事でやっていくための最低限の努力はしなければなりません。
1年目の教育をしていた時に、見ていて思ったのが
- できないことが多い・知らないことが多い(これは当たり前)
- 勉強を中途半端にやってくる
- 叱られる・怒られる
- 落ち込んで「自分は向いてないんだ…」と思ってしまう
このような負のループに入ってしまう人がいるということです。
患者の命を預かる以上、中途半端なことをやられては叱るしかありません。
そこでやっていけるだけの知識や技術が身に付けば、その場所が自分に合った場所になっていきます。
そして、ポジティブに考えることができるようになり、向いてないとは思わなくなります。
「向いてない」ということにしよう。
とはならないように注意しましょう。
向き不向きで悩むのはもったいない:まとめ
これから先何十年と続けるはずの看護師です。
向き不向きで悩んで辞めてしまうのはもったいないです。
とはいえ、先輩から「向いてない」と言われることで悩む時期もあると思います。
そんな時の対処法を5つ紹介しました。
- 向いてないと言ってくる人から離れる
- とりあえず続けてみる
- 出来るようになったことを見つける
- 向いていそう・今より興味のある職場に異動する
- 知識や技術を身につける努力をする
原因は自分ではなく、環境にある可能性もあります。
向き不向きで悩む時期は自分が何をしたいか、何に興味があるのか見直してみる良い機会にもなります。
その上で環境を変えるか、続けてみるか選択することでうまく付き合えるようになりますよ。