- 現在仕事で後輩の指導をしてる
- 先輩にキツイ言い方をされた
私は看護師をしていますが、
先輩の指導を見ながらよく(あー、またあんなこと言ってるわー)と思うことがあります。
職場のスタッフ全員と言うわけではなく、一部のスタッフに限った話ですが
言葉を選ぶこともせず、全てを感情のままに伝えている人がいます。
おそらく、看護業界だけでなく他の職種でもあることなんじゃないかと思います。
そういう指導をされた後輩がどんな気持ちになるのか、体験したことを交えながら伝えていきたいと思います。
この記事を読んで、当てはまる方がいれば指導方法を少し考えてみて欲しいです。
嫌な指導のポイント
- 教育担当者を経由しない
- 新人の意見を聞かない
- 昔の自分と比べる
- 人によって態度が違う・日によって機嫌が変わる
- 後輩の悪口を本人が聞こえる所で話す
今まで経験した嫌な指導を元に、反面教師として自分の教育に活かすようにしています。
1つずつ説明していきます。
教育担当者を経由しない

ほとんどの場合、新人スタッフには何人か教育担当者が決まっています。
教育担当になった人たちは、新人と話し合いながら1年間の目標や計画を立てて、その人に合った方法で指導しています。
もしくは、その方法を試行錯誤しながら見つけようとしています。
ほとんどの場合、指導者を経由せずに自分なりの指導をする人はベテランの方な気がします。
自分の指導が正しい
そう思っているのか教育担当者になんの相談もせずに指導方法を変えて関わってしまいます。
それが原因でトラブルが起きるわけです。
あの人はこう言ってたのに…
新人がそう思ってしまい、どうしたらいいのか分からなくなります…
教育担当者ともコミュニケーションを取りながらその人にあった指導方法を実践して欲しいです。
新人の意見を聞かない
新人は新人なりに考えて動いている時もあります。
私が1年目の時に
担当だったフォローのスタッフが「なんで抑制してないの!」と言い
私の意見を聞かずに抑制し出しました。
※同意の上で行っています。
私は(近くで見守りしてたら大丈夫だし、ちゃんと評価した上で抑制を外しているから大丈夫)と思っていました。
あまりにも威圧的な対応に圧倒されて、聞かれもしませんでしたが、自分から言うこともできませんでした。
今思うと、患者はその人だけじゃないので周りを見てほしいなどの気持ちがあったかもしれませんが、一方的に言われ、納得出来なかったので、なんでだろうと考えることもありませんでした。
一方的に伝えるだけでは、伝えたいことが上手く伝わらないことが多いと思います。
昔の自分と比べる
1年目の時に「私の時代は〜」とか「昔は〜」とか自分が経験したことや先輩にされてきた(厳しい)指導方法をそのまま後輩に実践しているように感じる時がありました。
そういう風に伝えられても「先輩すごいですね!」とはなりませんでした。
今は20年前でも10年前でもありません。
教育に関する研究もずっと行われています。
正直、私も教育しながら「あー、甘いなぁ」と思ってしまうことはあります…
ですが、今は昔ではないので、今の新人に合った伝え方をしていくべきだと思っています。
人によって態度が違う、日によって機嫌が変わる

働いているスタッフは一人や二人ではないので、どうしても好き嫌いは出てきてしまうと思います。
しかしそれを表に出すと、新人は萎縮したり信頼関係が築けず報連相が遅れたりする原因になってしまいます。
先輩たちが自分たちにしてきたように、グッと堪える忍耐力も必要になるかもしれません。
とは言っても、明らかに新人の態度悪い時もありますので、そこは指導が必要になってくると思います。
看護師ではよくあるのですが、俗に言う「お局(おつぼね)さん」は日によって、または時間によって機嫌が変わることが多いです。
朝来た時は機嫌悪く、昼休憩後から機嫌がよくなる
1年目の時は、「いつも、お腹空いてんのかな」「朝は低血圧なんかなぁ」と思いながらそういう人は避けてきました。
環境に慣れていない中、先輩の機嫌を伺いながら仕事するのは、余計な負担をかけることになります。
新人のみなさんもそう言う人は避けて良いと思います。
機嫌が良くなれば自分から話しかけてくると思います。
後輩の悪口を本人が聞こえている所で話す
- 新人本人の悪口を本人の近くで話す場合
- 新人以外の後輩の悪口を新人の近くで話す場合
の2通りがあります。
辞めていく看護師の中にも上記が理由の一つに入っていることがありました。
自分がその場で言われていないとしても、どこかで言われていることは容易に想像が出来てしまいます。
そんな環境の中で信頼関係を築いていくことは困難です。
環境づくりも新人教育の一貫だと思って注意した方が良さそうです。
まとめ
ここまで5つ挙げてきた項目は私が教育する際に気を付けているポイントです。
1年目の時に受けた教育、全てではありませんが反面教師にしています。
新人が辞めていくのは必ずしも上司や環境のせいではありませんが
環境づくりや対応を考えるだけでも大きく変わってくると思います。
現在教育している方、今一度考えてみていただきたいです。
また、これから看護師になる方、現在看護師をしている方はこういう現実があるということを知っておくと対応しやすいと思います。